◆進化する電車内のトイレ!

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私鉄には特急以外は、あまりついていないトイレだが、トイレは日々進化しているのだ。

私が子供のころ(約40年前)は、列車のトイレは垂れ流しであった。用をたすとそのまま線路に直行するわけだ。不衛生極まりない当時の国鉄のトイレだった。線路の沿線の住民は悪臭に絶えず悩まされていたのも事実で、保線作業員などは、まさに糞まみれ状態であったといっても過言ではなかった時代があった。

そんな垂れ流しの時代を経て、タンクに汚物を貯蔵する方式に徐々に代わって行った。蒸気機関車が姿を消して行き、国鉄の無煙化計画と同時に、トイレの衛生化も図られていったのだ。

現在では、垂れ流しなどもっての外だが、当時はそれが当たり前の時代でもあったのだ。

しかし、タンク式トイレには、容量があってある程度溜まると、処理しなければならない。いつもいつも汚物を汲み取る作業が必要だった。そんな煩雑さを解消しようと進化させたのが、攪拌式トイレであった。このトイレを使って汚物と薬剤を混合して、トイレを流す水などに再利用していたのであった。これによって、タンク式トイレの容量の課題は、改善された。

最近では、飛行機などで利用されている真空吸引式トイレなるものも登場している。わずかな水で汚物を処理できるらしい。

車両が、日々進化し、新造車が続々と登場している中で、トイレも劇的進化をしているのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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